そよ風のつぶやき

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日本人の田舎の風景は中国人にとって驚きの連続!

日本の田舎のスゴイ所とは!?


今、中国でとある動画が話題になっています。
その動画は日本の田園風景が広がる景色や神社や仏閣の映像が流れている内容なのです。


私たち日本人にとっては見慣れている日本の田舎風景ですが、これが中国国内で「驚くべき光景だ。」という声が多数挙がっているのです。

 

そんな日本人の当たり前の田舎の風景は中国人にとっては、どの様な風景として映っているのでしょうか。


そして、そこから見えてくる日本と中国の田舎事情の違いとは一体どんな事なのでしょう。

 

中国では当たり前に通っている道でも全然違う!


私たち日本人にとっての田舎といえば、日常での物音や人の声等の生活音があふれる都会の喧噪から離れた静かな場所で、身体的・精神的にも癒されて、のびのび過ごせる場所というイメージを持っている方が多いのではないでしょうか。

 

実際、日本の田舎とされる所では自然豊かな緑あふれる山あいや川のせせらぎに耳を傾けて四季の移ろいを五感を通じて存分に感じる事が出来る場所が多いです。

 

私たちが普段何気なく車や徒歩で通行している道や歩道があります。
これは田んぼや畑が広がる田園風景の道においても同じです。
しかし、中国人にとってはこの道ひとつ取っても驚かれる様です。

 

まず、日本の道は一部私道や農道を除いて国道・県道はもちろん、市町村道に至る所までほとんどがアスファルトで整備されています。


それに伴って道路標示・標識の整備、街灯の設置、道路状況によってはガードレールも取り付けられている場所すらあります。

 

一方中国における田舎の道路事情は決して整備されているとは言いがたいのです。
日本における国道、県道、市町村道の様な区別が中国にも存在します。


中国では国道、省道、県道、郷道と呼ばれ、2000年頃でのそれぞれの割合は7.1%、12.6%、27.5%、47.7%と推移しています。

 

この中で取り分け多い割合を占めている郷道と呼ばれる道が中国における田舎道と
されています。

 

郷道のほとんどは未舗装の道路で、内陸の山間部にかかる道も多い為、各所にぬかるみがあり通行する際は苦労する事があるのです。

 

加えて中国は国土の半分以上を農地面積が占めています。
更に農地面積の半分以上が牧草地となっています。
これにより家畜の糞等での衛生面も通行の妨げとなっているのです。

 

この様な道路事情から動画を見た中国人からは自国では考えられない程インフラの整備が行き届いた日本の道に驚く点が多数あるのです。

 

道路事情一つでも都市部と農村部に違いがある中国ですが、近年中国国内では都市部から田舎への移住者が増えてきている動きもあるのです。
それは何故なのでしょう。

 

田舎への移住者はどんな人達?


中国は1990年代から急激に経済成長を遂げました。

 

これにより富裕層と貧困層の格差がたびたび取り上げられていますが、都市部から田舎への移住をしているのは、ここにおける富裕層と位置付けられている人達なのです。

 

都市部にて財を築いた人達が自身のライフスタイル見直しの為、第二の人生として
田舎に行くという図式となっているのです。


しかし反対に農村部では若い人の人材流失に歯止めがかからない状況なのです。

ある統計によると中国国内における小中学校の内、全校生徒数が100人に満たない学校がおよそ4割程だという事が分かっています。


農村部の若者やその子供達が都市部に移動・永住する結果、その地域の人口が減少していくという悪循環に陥ってしまっているのです。

 

これは日本においても同様ですが、地域の過疎化が進むとその地域の特産・名産の消失や限界集落の増加等国内に与える影響は計り知れません。

 

その様な事態を避ける為にも、様々な国で情報を共有して、その国の子供達ひいては地球規模で明るい未来に繋げていきたいですね。