そよ風のつぶやき

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日本のスーパーは遅れている!?中国のスーパーマーケット事情とは!

近年、日本でも普及してきているネットスーパー。

手持ちのスマホやパソコンで商品を注文し時刻を指定して

配達してもらうサービスです。


利用した事がある人も多いと思いますが、日本においては

配達時間は午前中に注文して午後に届けば早い方ですよね。

 

しかし、中国においては条件次第ではなんと注文から

30分後には自宅に届いてしまうのです。

この驚異的な配達スピードは一体どうやって

実現されているのでしょうか。


中国のスーパーマーケット事情を見てみましょう。

 

配達スピードを上げる為の徹底した効率化システム


2016年、中国上海に大手ネットグループ「アリババ」が

経営するスーパーマーケット「フーマー」の1号店が

オープンしました。


2019年時点で、その店舗数を100店舗以上にまで伸ばし

中国における大手スーパーマーケットに成長しています。


フーマーでは、それまでの中国国内スーパーの常識を

打ち破る程の新鮮さも話題になった様ですが、

なにより店舗の半径3㎞以内であれば、30分の商品配達が

可能であるという事が特徴としてあげられます。

 

フーマーの店内では従業員がカバンを持ち商品を

詰めている光景が見られます。

 

その後、ひとしきり商品を入れたカバンを所定の

ベルトコンベアーにかけるとカバンは天井にまで

あがっていきます。


天井まで上がったカバンはレール伝いにバックヤード

まで運ばれていきます。

バックヤードでは商品を包装した後、外に待機している

電動自転車に乗った従業員の元に届けられ

消費者の元に配達される仕組みとなっているのです。

 

このシステムの為、フーマー店内の天井には日本と違い

商品のポップや装飾の類はあまり見られません。

その代わりに配達カバンの移動用レールが

張り巡らされています。


フーマーの店内映像を見た時、天井をカバンが移動して

いく様子は、さながらアミューズメント施設のようで

エンターテインメント性がありました。

 

商品の陳列棚においても整然としていて、

日本の様な魅了する陳列方法というより

従業員が商品を効率よく取り移動を

スムーズにする動線が確保されています。

 

店内にいるのにネットスーパー?アプリの様々な使い方


フーマーは会員制のスタイルを選択しています。

店舗での買い物は専用スマホアプリをダウンロード

してから買い物をする事が出来ます。


支払いは「アリペイ」にて行います。

このアプリを利用して商品のバーコードをスキャン

すると商品の産地や出荷日等の情報を

知る事が出来る様になっているのです。


また、このバーコードは液晶で電子ペーパー

となっています。

 

日本の様に紙に表記された値札ではタイムセール等

で店内の値札表記とオンライン上との違いがあると

困る為、パソコンにより一括管理されています。

 

このアプリの存在も配達サービスに貢献しています。

店舗での買い物をする際、ショッピングカートに

入りきらなかった物や重い物は商品のバーコードを

スキャンし、アプリ上で決済を済ませると同じ様に

30分後には自宅へと配達してもらえるのです。

 

アプリを使っての決済となる為、レジは日本とは違い

ほとんどがセルフレジとなっています。

このレジのスキャナーにアプリのQRコード

読み込ませるだけで決済が完了します。

 

アプリ決済によりレジ待ち時間の緩和にも

繋がっているのです。

 

このように徹底した効率化を図る事で配達だけでなく

店舗内での買い物をもスピーディーに出来る

中国のスーパーマーケット。


これからどの様なサービスを提供していくのか。

また、日本のスーパーマーケットも、それに

追従するのか今後の動向に注目です。